「見守り契約】とは

 いろんな事情があって高齢の親と離れて暮らしていると、心配事が絶えません。そんな遠くで暮らす家族の代わりに高齢者をサポートするのが見守り契約です。

 「見守り」とは、この場合、高齢者に対し、安全な状態であるかどうかについて注意を払うことです。

 

  「見守り契約」には、その目的で2つに分かれます。

 1つが、定期的に本人の健康状態や判断能力を確認する目的。

 主に認知症が発症していないか、または進行していないかを確認したり、健康面、衛生面、財産管理に支障が出ていないかを確認するものです。

 もう1つが、独居で生活する高齢者が、自宅内等で倒れて発見が遅れるようなリスクの備える目的です。直接的な生命の危機に対処する必要があります。この見守り契約を締結する場合、毎月1回~数回程度の見守りでは対応できません。24時間365日に対応できる警備会社の見守りが必要になります。

 

 今現在下記のようなサービスが販売されています。

①「自動電話型」見守りサービス

 ・自動配信の電話を通して、電話をとることで高齢者の安否確認を行えるサービスです。

  最もシンプルで安価なタイプですが、対面していないので、状況はわかりません。

②「訪問型」見守りサービス

 ・専任のスタッフが高齢者の自宅を定期的(1ヶ月に1回程度)に訪れて、安否確認をするサービスです。

③「宅配型」見守りサービス

 ・食事の宅配時に、配達員が高齢者の安否確認をするサービスです。(残念ながら業者が限られています)

④「センサー型」見守りサービス

 ・高齢者の自宅に設置されたセンサー機器の感知によって安否確認をするサービスです。(センサー設置に手間と費用がかかり、ランニングコストもかかります)

⑤「監視カメラ型」見守りサービス

 ・高齢者の自宅に設置されたカメラを通して安否確認をするサービスです。(機器に費用がかかり、ランニングコストも必要です)

⑥ポケベル方式の見守りサービス

 ・何か発生したときに、ポケベルを押せば、警備会社が来てくれるサービスです。ただ、脳や心臓系の病気だと、それすら押せない可能性があります。

 

 いくつかの組み合わせを検討する必要があるのではないでしょうか。

 

 くれぐれも、値段だけで検討するのはやめてください。

組み合わせで対応

センサーの設置

ポケベルの携帯

監視カメラ